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Child-Card
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《概要》 貧しい家族の子供が怪我や病気をした時に医療費、交通費の負担なしで病院へ行けるシステム
《目的》
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1.貧しいから病院へ行けない・薬が買えないという理由で亡くなる子供を
防ぐ
2.マニュアルカードを見ることで病気や怪我の対応方法を知ってもらう
3.病院へ行くことで病気や怪我が早く治ることが認識できる
《現状》
村の貧しい家の子供は、きちんと対応をすれば治る病気や怪我を放置し
症状が悪化したり後遺症が残ったり亡くなるケースが多いです。
貧しい家族は、食材がある時にしか食事ができず、
1日の食事の回数は1回から多くて2回。食べるものが無い時は食事をするこができません。
そのような環境で育っている子供には栄養失調が多く、病気や怪我に対する免疫力、抵抗力がありません。
そんな子供が病気や怪我をした場合病院までの交通費もなく、病院に行ったり薬を買うことが出来ないのが現状です。
それに加え親が病気や怪我に対する知識が低く、酷くなってきたら、
お坊さんに祈ってもらう、祈祷師に何が原因かみてもらう、民間療法で対応するという方法をとる場合も多いです。
内戦時代教育を受けることができなかった人達が、いま親の世代となっており
教養も無くまた代金も安いので医療設備が充実していなかった時代の方法を今でも信じ行う傾向があります。
Child-Cardを利用する家族の子供は学校に行くなど教育を受ける以前にまず
「生きる」ことが優先となる環境の子供達です。
《対象》 貧しい家族の子供(13歳位まで)
対象者にセットを渡す。
(Child-CardとManual-Card、体温計、常備薬等)
※Child-Card
・・・緊急連絡先が記載
※Manual-Card
・緊急連絡先に電話するケースを記載。
・病気や怪我の対応方法を記載。(病院へ行く必要がない場合は常備薬等で自宅で対応してもらう)
※体温計、常備薬(傷薬、ガーゼ、絆創膏、テープ)
《対応内容》
※対象者の家族から電話が来たら、どんな症状なのかをヒヤリングし、
病院へ行くかどうかを決め家族に指示をする。
※病院までの往復交通費、医療費、食事代、電話代を全て負担。
その他病気や怪我の症状に合わせ必要なものを購入し渡す。
(例/ コオリ、タオル、毛布、衣類等、その他完治するまでに十分な食事が取れない状況であれば食料やお米を買うお金)
※病院から帰宅後、完治するまで症状を確認し見守る。
帰宅後まだ治らない場合は、再度病院へ行く。
シェムリアップの病院で治らない場合はプノンペンの病院へ搬送する等。
※常備薬が無くなったり、体温計が壊れたら補充する。
●基本的に対象者の家族が持っているお金はないと考えるのが妥当
《Child-Card費用について》
年間1人 $200
・対象者の医療費
・病院までの交通費
・病院から帰宅してから完治までに掛かる費用
・その際のカンボジアスタッフ人件費
・セット費用(現地調達分・・解熱剤、ガーゼ、絆創膏、テープ)
※利用回数は、対象者によって差があります。
1回の通院で終るケースや、1番利用が多い狂犬病の注射は5回通院が必要、喘息やデング熱の場合などは、入院が必要。
年間費用の$200を超える場合は、利用の少ない対象者の分から使う等の方法を取っております。
《今後の展開》
Child-Cardの今後の展開として、Child-Card利用の子供が静養できる
Child-Card HOUSE(仮名)を作ることを目指します。
Child-Card利用の子供は貧しい家で、雨風を凌げない葉っぱの家に住んでおり、食事もろくに出来ません。
早く病気や怪我から回復してもらう為に、病院へ行った後完治するまでの間
病院が近くにあるChild-CardHOUSE(仮名)で栄養のある食事を取ってもらいながら静養をしてもらい元気になって村に帰ってもらいます。
そこまで出来れば一番安心だと考えます。
そして、Child-CardHOUSE(仮名)では、同時に孤児や母子家庭の子供も引取り一緒に生活ができると考えます。
《Child-Cardをはじめるにあたって 》
今まで定期的に村に行き、貧しい家族の現状を見てきました。
そして、貧しい家族の子供には「生きること」が、最優先であることを強く感じています。
これまで自分が出来る範囲内で病院に連れていくなどの対応をしておりましたが、1人でも多くの子供が元気に育ってもらう為にはしっかりとしたシステムを作り広げていくべきだと考えました。
どんなに貧しい子供であっても生きててもらいたい、これが
Child-Cardの願いです。
Child-Card準備期間、体温計やガーゼ、傷薬等を日本から届けてくれたり、準備金の寄付をいただきました。
斯波先生、北村先生、上杉さん、井上さん、辻さん、長島先生、飯塚さん、
滝澤さん、朝倉さん、亀村さん、本当にありがとうございました。
カンボジアCheers/カンボジアC&F基金
代表 にしえりこ、看護師 高橋江梨子、Moon、kau、Vichte
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